働き方改革への取り組み
ワーケーション
働き方改革とは、労働環境の質の向上と生産性の向上を目的として、長時間労働の是正や柔軟な働き方の推進、多様な人材の活用を促す国や企業の取り組みですが、令和3年3月に厚生労働省から発出された「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」によりワーケーションもテレワークの一形態として位置付けられました。
ワーケーションは、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた言葉で、職場や自宅といった普段働いている環境から離れて、観光地やリゾート地で休暇を楽しみながら働くという働き方で、働き方改革の推進や感染症対策など社会情勢の変化を背景に注目を集める新しい働き方・休み方です。
テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン(厚生労働省)
(https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/000754521.pdf)
WORKATION & BLEISURE(国土交通省)
(https://www.mlit.go.jp/kankocho/workation-bleisure/img/wb_pamphlet_corporate.pdf)
ワーケーションで行った施工管理補助の例
経緯
働き方改革推進に伴い柔軟な働き方が求められていますが、現場においてはその実現と施工品質の確保を両立する必要があります。
当現場ではICT技術はもちろん、近年多く活用されるようになった各種クラウドツールを用いて、「ワーケーションによる施工管理補助」を実施しました。
訪れた観光地
鳴子峡(大崎市鳴子温泉)
Zoomを活用した安全衛生打合わせ
テレワークと同様に、Zoomを活用した会議に出席しています。
テレビ会議にはだいぶ慣れてきましたが、今日は外気浴をしながらの会議なので、意見や提案もいつもより充実していたような気がします。
会議の様子(画面)
会議の様子(社内)
遠隔地からの現場状況の確認
SiteLive(NETIS登録技術)の利用
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現場とリアルタイムでつなぎ、映像を確認しながら直接指示をしました!
≪ワーケーション実施による効果≫
建設業界でも4週8休が標準となり、働き方改革を進めるためには更なる柔軟な働き方が求められます。また情報通信技術やクラウドツールの活用は土木工事の必須アイテムとなるであろうと推察されます。
ワーケーションは有給休暇の取得促進による労働時間の削減や、短時間で集中して業務を行うことで生産性向上が図られるなどのメリットがいわれますが、なによりプライベートの充実や心身のリフレッシュにも繋がること、またいつもとは違った環境での業務は新しい発想やアイディアが生まれやすいのではないかと感じます。
今回の取り組みで柔軟な働き方についてはまだまだ可能性があると実感しました。
当社では勤怠管理に関する問題やセキュリティ対策など、さまざまな課題に取り組みながら、ワーケーションの内容をもっと充実させるべく検討して参ります。